📖 すべての疲労は脳が原因 : 緒本修身
# 内容
疲れているのは体じゃない。脳だった!
疲労回復物質の存在が明らかになって以来、疲労に関する科学的調査が進んでいる。
その結果、私たちが日常的に使う「体が疲れている」とは、実は「脳の疲労」にほかならないことがわかった。疲労のメカニズムとは何か、最新のエビデンスをもとに解説する。また、真に有効な抗疲労対策や乳酸、活性酸素、紫外線、睡眠との関係なども明らかにし、疲労解消の実践術を提示する。
(Amazonレビュー引用)
# 感想
昨今まで乳酸が疲労物質として認識していたところ、勉強をしていくなかて゛乳酸は代謝産物としてまたエネルギーとして再利用されることを知り、「じゃあ疲労っていったい何なの?」と思っていた頃に運良く出会えたのが緒本さんが執筆されたこの本です。
中身はきれいにまとまっていて、わかりやすく説明されており、とても読みやすかったです。
疲労について簡潔に説明すると…
人は無意識に呼吸をしていますが、その呼吸で取り込んでいる酸素のうち1〜2%が「活性酸素」と呼ばれる内部組織を酸化させるものだそうです。この「活性酸素」により脳細胞が酸化することで、新たにタンパク質の一種である「ファテイーグファクター」という疲労因子が脳細胞から排泄されます。すると、その状況を大脳の前頭葉にある眼窩前頭野という場所で察知されることにより疲労感を感じるとのこと。
以上のメカニズムは前半の1〜2章の早い段階で説明されているので、目から鱗の情報がどんどん飛び込んできて無意識にページを次から次へとめくっていました。笑笑
後半はそれに伴い、疲労物質の原因とされている「活性酸素」にいかにして対抗すべきか?
といった内容に入ってきますので、最後まで色んな疲労に関する情報を入手できました。
# まとめ
疲労に関する謎が少し解き明かせたので読み終えてスッキリできる本でした!
日頃の疲労感に悩まれてる方には是非一読をおすすめします!!
疲労=細胞の酸化
これは皆さん是非覚えておきましょう!
乳酸ではないですよ!笑
ちなみに筋疲労や精神疲労は同じ疲労でもまた少し解釈が違ったものとなります。
この本の続編として、実践編やビジネス編などもあるようなので、そちらの方も目を通さねば…笑
それではまた。